資格職や医療職の中でも、屈指の離職率と再就職率を誇っているのが看護師という職業です。一般的に女性が多い職業なので、結婚や出産による離職や育児が一段落したことによる復職が多いのが大きな要因ですが、看護師業界の労働環境の厳しさや人間関係などによる離職者も非常に多いとされています。
後者の場合、離職する前に他の現場に転職する看護師も多いです。今回は、こうした看護師の転職でよくある問題と、それを改善する方法を紹介します。
まず転職するにあたって、転職先の候補の病院をしっかりと調べ上げておく必要があります。これは、転職後に思っていたところと違ったという問題をクリアするために、最も簡単にできる方法です。
病院が募集している看護領域はもちろん、各種サイトを使い分けることによって、その病院で働いている看護師による実際の現場について知ることができます。こうした情報を元に、果たしてその病院が自分に合っているのかどうかを理解することができるでしょう。
転職には、面接がつきものです。特に看護師の転職の場合、面接で述べる転職理由が採用を是非を左右すると言われています。
人間関係が非常に重要な看護師は、仮に人間関係が理由であったとしても、転職理由に人間関係を挙げることは避けた方が良いとされています。少々理不尽かもしれませんが、人間関係が理由ではなく、自分がステップアップするために転職を決断したと建前を用意しておくべきでしょう。